「私は、貴様が嫌いだ」
眼前の女がそう冷たく言い放った。それが泣きそうに見えたのは俺の気のせいだろうか。
「私には、誰もいらない」
風で彼女の長い髪の毛がふわりと靡く。彼女の瞳はまっすぐに俺を睨みつけて突き放すように言った。
「そう、」
「私には、ヒューイ様だけでよかったのに」
ああ、
じゃあもしたとえば、彼女を作ったのが俺だったなら、


彼女は俺を好いてくれただろうか




    ( If )                 11/09/20